隠れている根元を引き出してサイズアップ

ぺニス増大術はその名の通りペニスのサイズを大きくする医療技術であり、いわゆる「短小コンプレックス」を持っている人にとっては悩みの解決手段となります。ただ、ペニスのサイズは持って生まれたものなので、ぺニス増大術をもってしても物理的に長さを伸ばすことはできません。ではどうするかというと、身体の中に隠れてしまっている部分を引き出すことによって、外に露出している部分を長くするのです。その代表的な手法が、脂肪吸引です。

脂肪吸引は美容外科などにおける痩身医療でもおなじみの手法で、皮膚にごく小さな切口を入れ、そこからカニューレと呼ばれる細い管を挿入して皮下脂肪を吸い出すというものです。ぺニス増大術においては、下腹部に付いた余分な皮下脂肪を取り除いてその下にあるペニスの根元を従前よりも露出させることで、結果的に長さがアップします。手術時間は30分から40分程度で、基本的には日帰りが可能です。

自由診療のため価格は医療機関ごとに違う

ぺニス増大術は疾病の治療ではないため、公的な医療保険は適用されません。したがって、手術費用の価格は医療機関ごとに異なります。価格の内訳も医療機関ごとにまちまちですが、一般的には診察料・技術料・手術費・麻酔や包帯などの材料費などが含まれ、価格は総額で表示されます。

脂肪吸引手術の価格は、安いところでは15万円前後、高いところで30万円前後というのがおおよその相場です。価格の違いは技術料のほかに材料費(吸収糸を使うか非吸収糸を使うか)や、麻酔を打つ前に予備麻酔を用いるかどうかといった点が主に関係します。また、同じ医療機関でも吸引する脂肪の量によって価格に違いが出ることがあります。

なお、ぺニス増大術には脂肪吸引の他にもう1つ、埋没陰茎増大術と呼ばれる手法が存在します。これは、恥骨とペニスをつないでいる靭帯を引き出すことでぺニス増大を実現するというものですが、この手法と比べた場合、脂肪吸引の価格はほぼ同じか若干安めです。

まとめ

脂肪吸引によるぺニス増大は、ダイエットによって皮下脂肪を減らせばおおむね同じ効果が得られます。ただ、年齢や生活習慣によっては脂肪を簡単には減らせない場合もあるので、手軽に下腹部をスリムにしたいという人にとっては大変便利な手法です。

術後1週間程度は運動やアルコール摂取などを控える必要がありますが、その後は普通の生活を送れますし、性生活も2週間ほど経過すれば行えるようになります。自分に自信が持てるようになりたい、という人は検討してみる価値があります。